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ラス・ヴェガス日記

ラス・ヴェガスで生のトム・ジョーンズを聞いてきました! (99年10月)  [TJFan ホーム]

はじめに


機内から見たラス・ヴェガス郊外

ラス・ヴェガスに行ったらリアル・タイムで旅行記を書こうと、ホームページ内に簡単に書きこめる「日記ページ」を作っていきましたが、ほとんどコンピューターを使える時間が取れませんでした。しかも23日朝一度だけ MGM のビジネス・センターでコンピューターに向かったものの日本語フォントがないので「日記ページ」は判読不能で利用できず、ゲストブックに書きこむのがやっとでした。少しくらい荷物が重くなっても モバイルがあったら最高でしたね。

今思い出しながらラス・ヴェガス旅行と3回のTJショーを振り返ってみます。ちょっと支離滅裂かも。

まず今回の旅行が実現したのは、日ごろネット上でお付き合いしている主にアメリカのTJファンの方たちが、一度も生でTJを聞いたことのない私にぜひ味わってもらいたいとお膳立てしてくださったからで本当に感謝しています。 おまけにその中の一人が、匿名でぜひ費用を全部もたせてほしい、と申し出てくださったそうでびっくり。アメリカ本土へ行くのは初めてだし、本当に行けるかどうかわからないと躊躇していると、では一人では不安だろうから同行者一名の分も用意したいので、日にちと希望航空会社を指定してくれれば自分のオフィスにすぐ手配させる、と言ってきてくださったそうで、さすがアメリカのお金持はすごい、と単純な私は大喜びしました。でも主人にその話をするとあきれ顔で、
「冗談でしょ?知らない人に出してもらうなんて信じられない。 絶対ダメ。」
と言われてしまい、やむなく辞退しました。でもホテルとショーのチケットはその謎の通称「エンジェル」がどうしてもこれだけはプレゼントしたいとのこと。 結局 TJ Fan のブレーンの一人で30年来のファンであるヒロコさんと二人で行くことになりましたが、二人とも海外旅行はほとんど初めて。不安と期待で緊張が高まります。


飛行場から見たMGMグランド・ホテルと
隣のニューヨーク・ニューヨーク・ホテル
ラス・ヴェガスに到着

10月21日お昼過ぎ、快晴のラス・ヴェガス・マッカラン空港に到着。 ゲートを出るとすぐスロット・マシーンが並んでいてびっくり。 さすがギャンブル・シティーです。
ジャスティーンとモニカの二人が 迎えに来てくれていて本当に助かりました。ロスアンジェルスの 乗り換えでは迷いそうになって肝を冷やしたので。この二人は 今年4月のテレビ「60 min II」のTJ特集に顔が出ていたのですぐわかり、いつもネット上で話しているので初対面という感じはしませんでした。でも二人とも必死で眼を凝らしていたようなのに 私達に気づかなかったのは二人の目線が私達の身長よりはるかに 高いところにあったからなんですね。

もの静かなモニカと対照的にジャスティーンはいかにもキャリア・ウーマンという 感じで話題も豊富でソツがなく、何かと世話を焼いてくれました。 タクシーでしばらく走ると前方にホテル群が見えてきてすぐMGM グランドホテルに到着。とてつもなく大きなホテルで、チェックイン してから部屋までがまた迷子になりそうなほど遠く感じます。 とにかく、どこへ行くにも巨大なカジノの一部を通らないと 行けないようになっていて、カジノの中に入りこむと方向が わからなくなるくらい。スロットマシーン、ルーレット、カード、 などなどあらゆる種類のギャンブルがすぐできるようになって います。


MGMグランド・ホテルのロビーとカジノ

ハリウッド・シアター

ハリウッド・シアターのネオン

トム・ジョーンズ・ショーをしているハリウッド・シアターは 巨大なカジノの奥にあり、ステージを中心に扇形をしたテーブル席の 中ホールです。 ホテル内のあちらこちらに広告が出ていてそれを写真に収めて いるアメリカ人観光客の姿も見られます。

ホテルの外では、お向かいのニューヨーク・ ニューヨーク・ホテルとの間の巨大な電光掲示板でも次々とアトラクションの コマーシャルが流れていて、数分に一度トム・ジョーンズ・ショーの 広告が流れるので道を歩いていてもつい見上げてしまいます。



ホテル内の広告とストリップ(ラス・ヴェガス大通り)から見える電光掲示板


「エンジェル」からチケットをもらう


トム・ジョーンズ・ショーのチケット。最前列のちょうど中央の席!

ここに来るまでなんだか半信半疑でしたが、ちゃんと広々としたすばらしい部屋が用意されていました。
しばらくするとショーのチケットの受け渡しについて電話がかかってきて、私たちが行くと迷子になりそうなので部屋まで持ってきてくださることになりました。
ついに姿を現した「エンジェル」はブロンドでゴージャスなドレスをさりげなく着こなした、50才くらいの優雅な美しい女性でした。

「ついに実現したわね、マリ。」
と興奮を抑えるように微笑んで軽く抱擁。そして手渡されたチケットを見てびっくり。3日分とも最前列の真中付近。まさかこんな席に座れるとは思ってもみなかったのでただただ感激。席番は17番と18番の間がちょうど中央です。


マックス・アレクサンダー氏

トム・ジョーンズ・ショーの前座を務めるコメディアンのマックス・アレクサンダー氏は、「ラス・ヴェガスの奇跡」の栗崎さんがトムに会うきっかけになった人だなあ、と感慨深く見てました。 今回トムのラス・ヴェガス公演(10月21日から11月3日まで)を初日から3日連続で聞いたので、前座の漫談も全く同じ話を3日続けて聞くことになってしまいました。もっとも私の場合は英語が聞き取れなくて3日めでやっとわかったジョークもありましたが・・。

マックス氏は巨腹のケンタッキーおじさんのような感じの人。コメディアンというのも大変な仕事ですね。 9時からのトム・ジョーンズ・ショーは夜8時開場なので早くから待っているファンは9時近くなると騒ぎ出します。口笛、トム・コール、足踏み・・・。 そして「トム・ジョーンズ・ショー」が始まるというアナウンスに期待が高まり拍手が沸く。そこに登場するのがマックス氏。一部からがっかりしたため息が漏れる。すかさずマックス氏、
「皆どう思ってるかわかってるよ。私だってあんたたちを知らないからおあいこさ。」
と笑わす。
「トム・ジョーンズがサンドイッチなら私はピクルスだ。何、ずいぶん 大きなピクルスだって?皆ピクルスは大好きだろう?」
という感じで話が始まりその後ラス・ヴェガスのホテルがいかにクレイジーかという話で大笑いさせましたが、皆が爆笑している下ネタは残念ながらわからずじまい。 最後にトムについてこう言ってました。

「トム・ジョーンズを今日初めて聞く人。その素晴らしさに圧倒されるに違いない。」
「トム・ジョーンズをもう聞いたことがある人。前よりさらによくなっているよ。」
「そしてトム・ジョーンズが誰か知らない人。・・・私がトム・ジョーンズだ!」

トム登場!

マックス氏が去ったあと、暗闇の中でジリジリと時間がたち、 気を落ち着けるために飲んでいたシャンパンが一本空いてしまいました。 隣にすわった「エンジェル」が「マリ、興奮してる?」 と肩を抱いて覗き込んできます。待ちきれない観客たちが「トム!」、 「ゴー、トミー!」と叫んでテーブルを一斉にたたき出します。 9時25分、いきなり幕が開いて強烈なリズムでバンド演奏が始まり、

「レディース・アンド・ジェントルメン、プリーズ・ウェルカム・ トム・ジョーンズ!」

というアナウンスに続いて大歓声の中、 ついにトムが登場、目の前で深々とお辞儀します。黒のTシャツ、 パンツにジャケットと黒づくめで、想像していたよりずっとスリム。 髪も短くなっていて、軽快なフットステップを見ていると若々しくて とても年令が信じられない。ちょっと太目だった昨年の ロビー・ウィリアムズとのブリットや、今年4月の リンダ・マッカートニー追悼コンサートのときと比べると 今の方がさらに素敵。まして私は81年のシーザーズ・パレスでの 「ライヴ・イン・ラス・ヴェガス」の頃のいでたちが苦手なので (アフロ・ヘアに胸を大きく開けたフリルのシャツ、タイト・パンツに ハイヒール、というスタイル)、今の方がずっと自然で魅力的だと思う。 靴もロー・ヒールでした。

ショーは「ターン・オン・ユア・ラブ・ライト(愛のともしび)」 で始まりました。ああ、この声。伝説のトム・ジョーンズを ついに生で聞くことができた。しかもこんな目の前で。 手を伸ばせば触れられるくらい近い。信じられない。 ヒロコさんはじっと口元を見ていて、やはりこの曲の中の「ヒュー!」という音は トムが舌を丸めて吹いている舌笛だということがわかったとあとで感激していました。


ホテルの外のトム・ジョーンズ・ショーの広告

プログラム

さて曲目は以下の通りでした。

1. Turn On Your Love Light
2. Help Yourself
3. I'll Never Fall In Love Again
4. Delilah
5. She's A Lady
6. Standing On Shaky Ground
7. Female Of The Species
8. If I Only Knew
9. Give Me One Reason
10. Walking In Memphis
11. Green, Green Grass Of Home
12. What's New, Pussycat?
13. You Can Leave Your Hat On
14. It's Not Unusual
15. Resurrection Shuffle
16. Kiss

休憩なしで全16曲。進むに連れ声が枯れるどころかますます調子が上がってくるところがすごい!

聞きながら感じたこと

それぞれの曲で印象に残ったことを書きますと、

69年のアルバム「ライヴ・イン・ラス・ヴェガス」が
収録されたフラミンゴ・ホテル


71年の「ライヴ・アト・シーザーズ・パレス」が
収録されたシーザーズ・パレスの入り口のひとつ


同じくシーザーズ・パレスの内部


シーザーズ・パレス前のジュリアス・シ−ザー像


ミラージュ・ホテル前のヴォルケーノ・ショー


トレジャー・アイランド・ホテルの海賊船


ヴェネシアン・ホテルのゴンドラ

1. Turn On Your Love Light
69年、フラミンゴ・ホテルで収録されたアルバム「ライヴ・イン・ラス・ヴェガス」もこの曲で始まっていました。あのときの声は少ししゃがれていてあれもまたよかったけれど今の声はもっとなめらかで重量感があって、よく言われるけれど本当に上質のワインが熟成した感じ。

2. Help Yourself
もともとカンツォーネだそうですが明るい気分にしてくれる曲ですね。歌詞を一部変えて歌っていたようでしたが思い出せません。My heart has love enough for two のあとで three と付け加えているように聞こえました。
あとでヒロコさんが教えてくれたところでは、あのとき My heart has love enough for two と歌って後ろのコーラス・ガールの方を見て、3人いたので three と言い直したんだそうです。さすがヒロコさんは観察が鋭いです。

3. I'll Never Fall In Love Again
私の大好きな曲。TJは歌う前に32年前の曲、と紹介してました。私は遅れてきたファンなので It's Not Unusual もこの曲も去年初めて知りました。今では昔からずっと知っていたような気がしていますが。ちょっとオフ・リズムで歌ってました。生で聞けて感激でした。

4. Delilah
途中「マイ、マイ、マイ、デライラー」というところで「皆で!」と言われ会場はウェーヴを入れた大合唱に。

5. She's A Lady
... and she really is mine ... というところでちょっとヒップ・グラインディングが入ると会場から「ヒュー、ヒュー!」という野次が飛んで、ちょうど映画「ジャーキー・ボーイズ」のショーの場面のようでした。

6. Standing On Shaky Ground
オールディーだそうですが、聞いたことがありませんでした。この曲と Female Of The Species, Give Me One Reason は TJ が録音したことのない曲ですが、3曲ともいいですね。
ヒロコさんから補足ですが、これらの3曲は昨年11月のイギリス・ツアーからTJショーのレパートリーに加わったそうです。

7. Female Of The Species
この曲はイギリスのグループ「スペース」のヒット曲。多分今年から TJ ショーのレパートリーに加わったと思います。ブラス・セクションが目立つ哀愁のあるバラードで、好きです。間奏のときの TJ の踊りがセクシーと聞いていたので楽しみにしていましたがなるほど。でも自然な感じでした。

8. If I Only Knew
ご存知「恋はメキメキ」。あの冒頭の「イエ〜〜〜ッ!!」を聞くといつも喉を痛めないか心配になるのですが、ライヴでは普通の声で歌ってました。どうでもいいことですけど、あれだけの歌詞、よく暗譜できるなあと・・。

9. Give Me One Reason
この曲好きです。ヒロコさんによると、97年にトレイシー・チャップマンでグラミー賞の候補にもなった曲だそうです。憂いを含んだ大人の雰囲気ただよう曲。ぜひ録音してほしい。2日めにはいろいろな「理由」が会場から投げかけられていました。

10. Walking In Memphis
このイントロが始まるとバックスクリーンは雨が降っているように青く光り、TJはこの美しい曲を伸びのある声でまるで物語りを語るように歌いました。

11. Green, Green Grass Of Home
心のこもった歌いぶりでした。最後に後ろのスクリーンにウェールズの紋章が映し出されました。

12. What's New, Pussycat?
軽いステップを踏んでステージを横切りながら楽しんで歌ってました。そして時折ステージ上に飛来するものを不思議そうに見てました。私はこの曲がもともと嫌いであの怒鳴るような歌い方も好きでなかったので CD を聞くときもいつも飛ばしていたんですけど、ライヴではもっと軽くコミカルな歌い方だし、とにかく盛り上がりますね。プレイ・タイムという感じです。

13. You Can Leave Your Hat On
映画「フル・モンティ」の主題歌。あの熱狂的なラスト・シーンを思い出します。ライヴではちょうど映画のような雰囲気になりました。

14. It's Not Unusual
TJ のトレードマーク。この曲が出ると悲しくなる。もうショーが終わるというしるしだから、と言っていた人がいました。ラス・ヴェガスのショーは短すぎます。たった1時間ですから。マーズ・アッタクのときに近いアレンジでした。このアレンジは結構好きです。

15. Resurrection Shuffle
アンコール1曲目。この手のアップテンポの曲も本当にうまい。大好きです。

16. Kiss
最後はやはりこれですね。最高にもりあがりました。

トムの忘れ物

どうしたことか、トムが大きな忘れ物を。3日め(23日)のショーのとき、なんとベルトを忘れて出て来たんです。途中ときどきちょっと持ちあげながら歌ってました。それで男性のファンがベルトを投げたのですが、トムは気づかなかったようです。

「リロード」の曲は?

結局新アルバムの曲は1曲も歌わず、それどころか「リロード」について一言も触れませんでした。アメリカではまだリリースされていないためでしょう。

タオルとキス

さて Aki さんにご報告ですが、ラス・ヴェガスでは何も飛ばないと言いましたが、今回飛んでいましたね。1日めはタオル以外では黒いレースのが1枚。2日めが5枚、3日めが9枚。What's New Pussycat がトリガーですね。トムの反応はというと他の曲のときは完全無視、Pussycat のときは歌いながら飛来するたびに目で追って楽しんでいる感じでしたが、決して拾いませんでした。だいぶ前からドンナ(マークの奥さんで広報担当)はこの習慣をやめさせたがっているそうですが。

それでもベスが投げたタオルは、拾って汗を拭いたあと親しげにキスしていました。ベスはニューヨークからきた18才の熱烈なファン。この若さで TJのコンサートに通うこと10年以上のキャリアがあります。ラス・ヴェガスには21日の深夜に到着、MGM のステューディオ・ウォークというレストランの多い通りで私たちのグループを見つけてジーパン姿で走ってきたときは華奢で中学生くらいに見えましたが、ショーのときはがらりと変身、太腿までスリットの入ったセクシーな黒のワン・ストラップ・ドレスでドキッとするほどきれいでした。彼女はアトランティック・シティー(東部のラス・ヴェガスのようなところ)でのコンサートには必ず行き、いつもタオルを投げているそうです。(シンディ・モッファの「アトランティック・シティーのトム・ジョーンズ」にもちょっと出てきましたね。)それにしても TJも 60才近いのにこんな追っかけがいるとは。

トムと食事!

残念ながら一緒に食事したわけではありませんが、21日の夜偶然同じレストランで食事することに。ヒロコさんが
「トムが来ている!」
と小さい声で叫んだので見るとトムがごく普通の感じで数人でテーブルを囲んでいました。なんと贅沢な眺めだったか。でもおかげであまり味がわかりませんでしたが。トムは食事中にも何度かサインや写真に応じているようでしたが、私たちはアプローチしませんでした。後から、ショーをどんなに楽しんだか、「リロード」がいかにすばらしいか、伝えることだけでもできたらよかったなあと思いましたが、プライベート・タイムをそれ以上邪魔したくなかったし、今回初めてショーを見た感激で他に考えが及ばなかったというのが正直なところです。私たちはショーを見られただけで本当に満足でしたが、行く前にトムによろしく伝えてと言ってくださった方々、ご期待に添えなくてごめんなさい。

最後の日

10月23日、私たちのラス・ヴェガス最後の日。明日は早朝に発たなければなりません。なんとか一度インターネットにアクセスしたいと思い、朝ホテルのビジネス・センターからゲストブックに書き込みしましたが、部屋に戻ってくるなり以前 TJFanのゲストブックにも書き込んでくれたマリアンから電話があり驚きました。私のメッセージを読んで、最後のショーを楽しんで、と言うためにわざわざアラバマ州から電話してきてくれたのです。感激しました。


蝋人形館で(スタッフの人に取ってもらった写真)

この日は今ラス・ヴェガスに来ているネット仲間たちが集まることになっていました。まずお昼過ぎにこの夏オープンしたばかりのマダム・タッソーの蝋人形館でおちあい TJ の像を見に行きました。ロンドンの本館と同じようなものだそうですが、場所柄ハリウッド関係の人が多いそうです。トムの像の前では「デライラ」が流れていました。最後に全員でトムを囲んで記念撮影。スカンジナヴィア・ファン・クラブのキムは一家で来ていましたが、スタッフの女性にシャッターを頼むと、こんな大勢で一つの像と写真を撮っているのは初めて、と言っていたそうです。

そして夕方5時に MGM 内のレストラン「レインフォレスト」で会食。文字通り熱帯雨林の中のような趣向のカジュアルなレストランで、猛獣の声が聞え、ときおりスコールもあります。ウェイターやウェイトレスは森林監視員の格好でとびきり明るく親切でした。全米各地とデンマーク、日本から20人くらいが集まり、アメリカ人同士でさえほとんど会うのが初めての人たちですから皆あいさつに余念がありません。そう言えばヒロコさんと私も今回の旅行で初めて会ったのです。ハンドルと顔がやっと一致しました。しかし皆トム・ジョーンズ・ファンという共通点があり、ふだんネット上で交流しているので和気あいあいでした。今回私たちがラス・ヴェガスに来られるようにエンジェルと連絡を取り合っていろいろ影で骨を折ってくれたキースはボストンから奥さんと来ていて、ふたりして歓迎してくれました。 キースの挨拶のあと、デンマークのスカンジナヴィア・ファンクラブ会長のキムから報告が。デンマークの雑誌が取材に来るのでキムはトムと会うことになったそうです。全員の集合写真も撮りたいとのことで、明日カメラマンが撮影に来るとのこと(明日は私たちはいませんが)。トム・ブースター・ファンクラブ会長のララ・ベイカーとも初めてお話ししました。長身で笑顔の優しい人でした。

最後の夜


ハリウッド・シアターの前で記念撮影(キム・ロンベルク提供)

そして夜8時すぎ。デンマークのカメラマンが今日も来てくれたそうで、ハリウッド・シアターの前で全員の記念撮影。 ついに最後の夜が来てしまいました。3日続けて聞いてもまだまだ聞き足りません。今日もエンジェルのおかげでほとんどの人が最前列に座れました。ヒロコさんと私は最後のショーを真剣に、思いっきり楽しみました。この声と姿を脳裏に焼き付けておこうと。

ショーの最後にトムは「また明日!」と言いますが私たちにはもう明日はありません。エンジェルにお礼を言いに行くと、
「そう、今日で最後なのね。楽しんでくれた?」
と私たちふたりを両腕にしっかり抱いて涙を流しました。皆次々にお別れを言いに来てくれました。最後にベスが来て、
「マリ。これ、とってもいいタオルだからあげる。」
私は初めなんのことかわからなかったのですが、ヒロコさんに言われて、それが彼女が投げて TJ が汗を拭いたタオルだとわかりました。再三辞退したのですが、「ぜひ持って帰って」と言われ、いただくことに。
30年来のファンであるヒロコさんに敬意を表して差しあげようとしたら、超マジメ・正統派音楽ファンのヒロコさんはそういうのに全く興味がない様子で「いらない」の一言。ウーン、困った。ではありがたく TJ Fan の家宝にしましょう。でもどうやって保管したらいいのかな。参考までに報告しますと、これ、全然汗臭くないんです。かすかに芳香がしますが、普通の香水とは違うし。TJ が愛用しているという「ヴィーナスの秘密」の香りなのでしょうか。

ラス・ヴェガスで聞いた噂

あくまで噂ですが、トムは来年1月に日本に来ることを検討しているとか。本当に実現したらいいのですが。

終わりに

ラス・ヴェガスを後にして機内から眼下を眺めていると、この延々と続く荒涼とした岩山と砂漠の中にあんな華麗な都市があるとは信じられません。ホテルめぐりだけでも楽しめるほど、各ホテルは皆超豪華かつ巨大で、競いあうように趣向を凝らし、ゴージャスな夜のネオンにも圧倒されます。人工美と贅の極致ラス・ヴェガスは砂漠に咲いたあだ花かもしれません。しかしなんと美しい花でしょう。そしてそれ以上に、初めて TJ を生で聞くことができ、アメリカでの人気を目の当たりにした今回の短い旅行がたくさんの人たちの親切や善意に支えられたことに感謝の気持でいっぱいでした。(おわり)


ラス・ヴェガスの夜景(雑誌より)


このページの写真は、ことわりのないものは全て Mari が撮影したデジタル・ビデオからの静止画です。

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